わたし、すっぴんジャージで「億」を稼いでます。

という本があるということを以前、すっぴんジャージで億!?の記事でご紹介しました。

さて、その記事の中でも「読んだら感想書きます!」と書いていましたが、ちゃんと購入して読み終えたので感想を述べたいと思います。

この本は、1人の女性トレーダー「サラさん」が、FXを始めるところから資産を3億円に増やすまでの過程を、日記の形式で綴った読み物です。
この本について、「一言で言えば、どういう本か?」という質問をされると答えるのを非常に難しく感じます。

正直な感想を述べますと、前半と後半でまったく異なる読み物に思えます。

文体や表現は、ずっと同じです。
終始、読みやすくナチュラルな文章です。
ですが、前半はごく普通の「ある女性の日常におけるトレード日記」なのに対して、後半は「予想外な展開の中で、深く人生観を再考させられるドキュメンタリー」とでも表現できるでしょうか。

前半では、こう思ってました。

うんうん、よくある話。
でも、このどこにでも書いてあるFXの基本中の基本、これって意外にみんな疎かに考えてる。
こういった実体験に基づいたリアリティのある話を読むことで、その重要性を少し身近に感じられるかも知れない。
空いた時間に読み物として読むだけでも、トレーダーにとって価値があるんじゃないか?
特別なことが書いてるわけではないけど、それなりに薦められる本だ。

最後まで読み終えたときは、こう感じました。

・・・本物のトレーダーを目指す人は読んでみてもいいな。
例えば、トレードで大成功したとしても、それがすなわち幸せとは限らない。
トレードがどうこう、利益がどうこうの前に、まず自分が本当に望んでいるものの形をよく考えるべきだ。
望むものを「お金」の一言で片付けるのは、たやすく分かりやすい。
でも、金銭的欲求の裏にはもっともっと本当に欲しいものがある。
本当に欲しい生活があって、その理想のほんの一部を実現する手助けになるのがお金に過ぎないのだ。

すっぴんジャージ

すっぴんジャージ

事実は小説より奇なり。

後半は意外な展開が相次ぎ、フィクションの小説よりも引き込まれて読むことが出来ました。
つよいつよい感情がこもったこの物語は、それを経験した本人でなければ書けないものです。

あ~、そういう痛すぎる思い・・・、自分も経験がある。
悲しすぎて、せつなすぎて、身を切られるような思い・・・、誰しも経験する。
だけど、みんなそこを通過するから、少しずつ強く優しくなっていく・・・。

最後まで読むと、サラさんは根が善良で優しい人なんだな~、と感じます。
ですが、その善良さはおそらく、様々な強く激しい感情の中で培われてきたものなのでしょう。

成功を目指すトレーダーの方達は、単に利益を得ることを目指すだけでなく、どのようにその利益を自分の幸せに繋げるのか、そういったことも考える必要があるのでしょう。
どんな道を選んでも、結局は苦難の果てにだけ強くなれる・・・と表現すると、なんだか綺麗ごとみたいで薄っぺらくも感じてしまいます。
でも、そういう感想を持ちました。

なお、このサイトで何故か3度もこの本を紹介することになってしまいましたが(笑)、サラさんやその周囲の方と私は一切関わりがありません。
単に、「なんとなく面白そうだな」⇒1度目の紹介、「今読んでるよ」⇒2度目の紹介、「読み終わった!」⇒3度目の紹介ということに過ぎません。(笑)

最初は「普通のトレード日記かな?」と感じた部分もありましたけど、最終的に読み終えてみたら、なかなか面白い本でした。